話をしていて、とても話がわかりやすい人と、わかりにくい人がいますよね。
話がわかりにくい人は知識がないのか?というと実はそういう人のほうが知識があったりします。
では、話のわかりやすい人の特徴は?
① 「結論から話す」
だらだらと前置きが長く、いったい何を伝えたいのか?がわかりにくい人がいます。営業出身の私としては
聞いていてイライラしてしまうので、私に営業しにくる営業マンには「で、何を売りたいの?してほしいの?いくら?」
と自分から聞いてしまいますね。 とにかく前置きが長い! 面白い話であれば聞き入ってしまいますが、
なかなかそういう話ができる人には出会いません。
② 「質問に答える」
聞いたこととは別のことを答える人がいます。 自分の話したいことを伝える人ですね。
例えば、「だいたいいくら位でできるの?」の質問に対し
「弊社は独自のシステムを使っているため他社とくらべても比較的安くサービスを提供しているので導入しやすいと思います。」
私の質問は「いくら?」です。 自社の特徴や他社の比較は聞いてないですが、結構質問に答えない人も多いです。
③ 「具体的な話をする」
話が抽象的すぎるとまったくイメージができず相手に内容が伝わりません。
特に形のないサービスを売るような仕事をされている場合は具体的にどういう流れ(いつ、どんなステップ)で
どんな物を作り上げるかを話をしていくとスケジュールも見えてきて安心してもらえます。
それを抽象的に伝えると大体2~3ヶ月でできるので都度御相談、御連絡します。
これではいつまでに何ができるのかわからないですね。
私達の仕事でいうと、いつまでに原稿を作るのでチェック(弊社作成の場合)をしていだき、
チェックが2~3日でいただければデザインに反映するまでに○○日と、
お客様の協力も必要な日程を組み込んでスケジュールを出します。
話をする時は具体的に話をしましょう。
④ 「わかり安い言葉(単語)を使う」
専門的な商材、サービスの場合は特にですが、話す側は常にそのサービスと触れているため「当たり前」と
思ってしまっていることが相手にとってはまったく知らない事だったりします。
私達もホームページ、インターネットという特性上、用語で話してしまう事がありますがいかにわかりやすい言葉で話をするか?が大切です。
専門用語を多様してませんか? もしくは専門用語とは思っていないような事も聞き手にとっては専門用語だったりしていませんか?
ここで大切なのはお客様にあった単語を使うことで、有知識者にわかりやすいようにと気遣って話をすると時に、馬鹿にしてるのか?
と思われてしまうことがあります。なので、相手の反応や知識レベルに合わせて言葉を選ぶ必要があります。
⑤ 「これ、あれ、それ」などを使わない
上司と部下などよく知った人どうしによくある会話でつかわれますが、話をしている人は「これ」がわかっているので問題ないですが、
聞いている人が同じ認識で理解しているかは別です。行き違いが生じたり、ちょっとしたストレスにもなりますね。
以前よく部下から、「あの件なんですが」なんて突然話かけられたりすることがありました。
その人にとっては唯一の事なんでしょうが、私にとっては沢山の部下の1つの事まで「あの」ではわからないですね。
でも普段の会話でもよくあることです。気をつけましょう。
⑥ 「話がとぶ」
話の本流の途中で、「あ、そういえば全然関係ないんですけど~」といった話のこしを折る人がいます。
伝えたい事や、お客様の話がしっかりと終わっている時でも通じる内容であれば話の途中でまったく違う話をする必要はありません。
自分の話たいことを思いついた時に話してしまう、自分本位な会話になっていないでしょうか?
⑦ 「事例を組み込む」
具体的にどんな使い方、結果、効果をもたらすのかをそのお客様にあったパターンで話をしてあげるとよいですが、過去の実績でも構いません。
お客様のニーズや業態に近い内容でお客様に伝えられると理解してもらいやすくなります。
最後に
ここまで話し手としての話し方を書きましたが実は一番大切なのは「聞く(聴く)力」です。
⑧ 「聞き上手になれ」
話の上手な人、営業の上手な人と同行しているて見逃しがちですが、実は話ししているよりもお客様に話ししてもらっている時間のほうが長いなんてことありませんか?
※話し好きな人で関係のない事をずっと話しされているのとは違います。
自分ばかり話ししてしまっているとき、相手の人が無口でない限りその話しは一方通行です。ちゃんと会話になっていること。
会話とは言葉のキャッチボールです。自分が話をした分お客様にも返してもらっていますか?
自分本位にならない話し方を心がける。意識してではなく無意識でできるくらいまでになれば、きっと話がわかりやすいと思ってもらえていると思います。